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“I've in BUDOKAN 2005”


“I've in BUDOKAN 2005 〜Open the Birth Gate〜”report

 2005.10.15 に“音楽の聖地”とも呼ばれる日本武道館で行われた、“I've in BUDOKAN 2005 〜Open the Birth Gate〜”を、写真を交え簡単にレポートします。
 もっと詳細なレポートをすべきかと色々考えましたが、あの夢の時間は皆さんの心にしっかりと刻まれているので、多くを語る必要は無いと判断し、簡単なレポートとしました。また、敬称は省略させていただいていることをあらかじめご了承願います。
 なお、公演中の写真はすべて I've コンサート実行委員会様に提供していただきました。改めてお礼を申し上げます。


MELL 様、ホントに嬉しそうです
 トップバッターを務めたのは MELL。I've レギュラーヴォーカリストの中で、唯一 I've 発足以前より関わりのある彼女にふさわしい役割だった。MELL が歌った曲はすべてキーボードサポートを C.G mix が担当し、YAMAHA MOTIF6 を操った。
 「美しく生きたい」のオリジナルレコーディングは、ごく普通の民家の納戸を改造した、旧 I've studio のブースで行われている。その曲を武道館という最高の舞台で歌う日が来ることに事になろうとは…。彼女もきっと感慨深かったと思う。
 また、この曲は私が高瀬一矢の作詞曲で最初に「なんて美しい詩を書く人がいるんだろう」と感動した曲なので、武道館に響き渡るこの曲を聴いていると目頭が熱くなった。

彩菜も“タマゴパックブース”経験者だから感慨もひとしおだっただろう
 今回のライブではゲストとしての出演となる彩菜。「Last regrets」は言わずと知れた key の『Kanon』の主題歌で、この曲で I've の存在を知ったファンも多く、I've の歴史を語る上では外せない曲である。

Lia は相変わらずいい歌声でした
 Lia も今回のライブではゲストとして出演。Key の『AIR』の主題歌である「鳥の詩」はロスでレコーディングを行い、Lia が I've に初参加した曲である。
 『AIR』が 2005 年になって映画化、テレビアニメ化された際にも、他曲に差し替えられることなく、オリジナルアレンジがそのまま主題歌として使用された不朽の名曲。この曲も I've の歴史を語る上では欠かせない曲である。
 また、「鳥の詩」は作曲者である折戸伸治が出演し、サポートキーボードで参加した(使用したのは Roland KR-15 と思われる)。

I've Talk Jam in BUDOKAN
 MC“I've Talk Jam in BUDOKAN”で一息。北海道弁でヴォーカリストたちが軽妙なトークをおこなった。
 なお、このときの BGM は「Written & Produced by DJ Lestat: Dassuile / Little by little」と思われる(収録アルバム:Psychedelic IBIZA)。  

中沢さんもホントに嬉しそう
 ガッツポーズで声援に応えるの中沢伴行。Web ラジオ“I've talk Jam”では「楽器は弾けない」なんて言っていたが、見事にアナログシンセ KORG MS2000 とアコースティックギターを演奏。この日のニット帽担当(?)だったようで、終始かぶっていました。

我らが I've の総帥! 高瀬一矢登場!
 記者会見で高瀬が公言していた通り、レニー・ハートが登場。格闘技好きなら殆どの人が知っているだろう、PRIDE のあの巻き舌の名物呼び込みだ。記者会見では「PRIDE の MC の方に歌姫を一人ずつ呼び出したり…」と話していたが、実際にライブで呼び出されたのは、I've クリエイターの面々で、C.G mix、中沢伴行、そして真打ち“King of I've creator 高瀬一矢”(実際のコールとはちょっと違うかも)のコールで、会場はヒートアップ。

高瀬さん、マジカッコよかったっすよ
 I've クリエイターフルメンバーにより演奏された、「FUCK ME(instrumental)」で、会場の盛り上がりは頂点に。I've 発足間もない頃の雑誌のインタビューでは「うちの曲にギターソロはそぐわない」と発言していた高瀬だが、最近の曲を聴いてもわかるように実際はかなりのギター好きなようで、ホントにいい表情で演奏していました。
 ただひとつ残念なのは、ライブ決定時には出演者として名を連ねていた中坪淳彦が不参加だったこと。次回は真のフルメンバーでの演奏を!

C.G mix はヘッドフォンを片耳に当てたり、決まってました
 発表間もない「Collective」も演奏。キーボードの C.G mix、ギターの高瀬一矢、そして、4 時間もの長丁場を一人で演奏し抜いたハリー吉田。プロの魂を魅せてくれた。

KOTOKO はファンクラブイベントでは早着替えを実現するそうです
 レギュラーヴォーカリストのトリとして登場したのは、今や I've を代表するヴォーカリストに成長した KOTOKO。「Wing my Way」でのアコースティックギターの高瀬、ドラムのハリー吉田とのひとコマ。

Finale
 夢のような時間はあっという間に過ぎ去った。I've を応援していて本当によかったと思った瞬間だった。いつか夢は叶うことを教えてくれたこと、そして言い尽くせないほどの感動を与えてくれた。この日のライブに関わったすべての人に、ありがとうと言いたい。

文責:あいだ
レイアウト:黒雨
協力:Exass (Phonoscape Factory)、K.YAMINO

写真素材(会場内)提供:(株)ビジュアルアーツ I'veコンサート実行委員会様